リフォームの良さを語る

変換 ~ 039

山口・・・バリアフリー対応を、いつ、どの程度行うのかも重要ですね。
手すりなどは後から取り付けができるようにしておけば、必要になった時でいいのですが、床の段差や浴槽の高さなどはリフォームの段階で検討を重ねておかないといけません。
必要となるのは老後のことと思っていても、いつ怪我をしたり体調を崩すか分かりませんので、できるだけ今のうちに行っておくほうがよいと思います。
住宅の場合はその住人に合わせて対応をすれば事足りると考えておけば、特に不自由はありませんが、少なくとも将来的な対応が可能なようなプランが要求されます。
床の段差や通路・出入口の幅、手すりはもちろんのことですが、玄関上がり権部分や道路から玄関までの高低差、階段の勾配、ドアの開閉方法や取手の形状、浴室や便所の広さ、各種設備機器の機能や位置など、考噸すべきことはたくさんあります。
予算も絡みますのでじっくりと検討が必要ですね。
ところで、不動産といえば、家 高く売る ←こちらのサイトがお勧めです。
司会・・・なるほど!硫定できることは最初によく考慮して行う、不硫定な部分は将来できる時にしたほうが的確なこともある、ということなのですね。
誰も将来起こりうる障害の状況が確実に予測できるものではない。本人にも、家族にも、ましてやそれを設計する方にはなおさらですね。
それを、仕事だからと何も考えずに商売的提案をして、将来使えないものも「ご希望ですから」と付けちゃうのは、資本主義的な臭いがぷんぷんします。
バリアフリーの設計は、障害のおもちの方の気持ちをどれだけくめるかということをできるだけ考えて行いますが、その後に「その人自身になれない空しさ」をきっと感じる。
それを悟った時に、不確実なものはなるべく付けず、将来に対応できるようにフリーにしておくという方向性が出てくると感じました。

リフォームの良さを考える

変換 ~ 038

津村・・・空間を広くするには、床下と小屋裏を使うしかないと思います。天井を取っ払って、梁を見せ、屋根の裏側まで空間を拡大するととても広く感じます。
床下に下足入れを設けることは古い家でもありますよね。また、階段の段板の下に引き出しを作る工夫もおもしろいです。
それから空間を仕切る際に、どちらからも使える戸棚や物入れにすると利用価値があがり、空間が倍になったような錯覚も生まれます。
キッチンの吊り戸棚ですが、高さが60センチ、75センチ、90センチといろいろありますね。商いところにあると、あまり使われないことが多いようです。
そこで私の提案は50センチを2段にする方法です。下はよく使う物、上のほうは滅多に使わない物と分類ができます。
司会・・・なるほど、聞いてみるものです。いろいろな提案があるものなのですね。
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司会・・・動機として老後のバリアフリーというものもありますが、これは単に段差をなくし、廊下を広げて手すりを付ければいいということでもなさそうですね。いかがなものでしょうか?
不動産、リフォームと言えば、←こちらのサイトがお勧めです。
清水・・・段差をなくし、手すりを付ければバリアフリーだと思っている業者はリフォーム、新築に限らず多いです。
性能表示制度の項目でもスペースの考慮が少し加わりますが、内容は非常にお粗末です。
実際には、手すりひとつを例にとっても、取り付け位置さえまるで考えていないと思われるケースもあります。
もちろん位置は使う人によって異なるのですが、検討すれば絶対にこんな位置はあり得ないという位置に付けているのを見かけます。
老人ホームでの転倒で一番多いのは、意外にも段差のない広い場所であり、しかも手すりに掴まろうとして、掴み損ねて転倒というケースといわれています。
位置だけでなく、その人が握りやすい手すりの径や形状、引っ掛かり対策はもちろん、素材、色も考えなければなりません。一般的には木の素材が握ったときの感触も良いし、しっかり握れていいのですが、取り付ける壁も木であったり、色が手すりと似ていると、老人は視力も弱っていますから認識しにくく掴み損ねることがあるのです。
浴室の手すりなどは、どことどこに、どういう形状のものを付けるか、使う方と一緒に動作を確認しながら真剣に考えても、完成後に予想した動きや使いやすい位置と違ったということがありました。
本当に真剣に考える必要があれば、水まわりのメーカーのなかには手すりだけでなく、浴槽や便器などの位世と寸法をシュミレーションできる大掛かりな装置を使わせてくれるところもありますので、そういうところを利用するとよいと思います。
バリアフリー全体を考えていくと、かなり複雑で個別性の高いものですから、一般的な業者が宣伝に使っているバリアフリーという言葉は、かなり安易なもののように思えます。

構造的な面を無視してリフォームをしないように

変換 ~ 037

山口・・・限られた面積のなかで部屋を広く感じさせたり、物理的に広くするのは多くの人が望まれることです。ただ、そのためには何かを辛抱しなければなりません。
普段の生活を考え直してみると、少しぐらいだったら辛抱できることが結構多いものです。
単に、用途別に部屋の広さを「リビングが何帖、キッチンが何帖」と足し算をしていくと増築しないといけないような計算になってしまいますので。
ひとつの空間にいくつかの役目をもたせると、わりとうまく解決します。それを少しの辛抱と思えばいいでしょう。
通路だけとなるような空間を減らす工夫をするなど、ひとつの用途だけに限らない部屋の使い方を考えていきましょう。
90センチの鹿下は通るだけの用途ですが、幅を倍にすると収納や軽作業ができるホールになりますので、ちょっとした趣味の空間としても使えます。
「北側」と「水回り」は気を付けましょう。←参考にここのサイトからいろいろな間取りを見てみましょう。
司会・・・みなさんにお願いすると、きっと新しい発見がありそうです。
収納を広くとろうとしたら居室が狭くなる、なんて当たり前かもしれませんが、そうならないようなマジックみたいな方法って、ないですよね、さすがに。いかがですか?
清水・・・平面的には壁の厚みを利用するなどもできますが、工夫の余地は高さ方向にまだまだあります。床下、天井製、出窓の上下・・・。
屋根の勾配にもよりますが、小屋裏空間の利用は、空間の広がりだけでなく、ロフト、収納としてもっと活用できます。
屋根の断熱もその際に見直すと、「夏の夜は暑くて寝苦しい」ということも軽減できます。お子様の部屋ならロフトベットも有効です。
書籍が多いというご主人の相談も多いですが、単順に床から天井までの本箱を取り付けるだけでも、普締収納量はかなりボリュームアップします。戸建ならば他にも考えられます。
1階にも2階にも床下にスペースはあります。
その部分に収納ということも考えられますし、京都の通り庭のように、土間にして高さの空間を生み出して収納に利用するということも考えられます。
一般の主婦の方は、部屋の内部をどうすれば効率よく収納できるか一生懸命考えられています。
リフォームで収納をどうするかということは、かなり重要な要素となっていますよね。建築士なら、構造に絡んだ空間を見直して収納として提案することもできるはずです。
ただし、TVでよく見るような構造的な面を無視してのリフォームはやめてほしいですが・・・。

リフォームの良さ

変換 ~ 036

司会・・・新築と比べて、リフォームだからこそ大切なものがあるとすれば、それは、どのようなことでしょうか?
山口・・・傭緒的なことですが、今までの生活感の一部をどこかに残しておくことが大切かと思います。
確かに生活様式や家族の状況の変化、材料の傷みや設備機器の老朽化などにより、一部分を新たにしなければならなくなったことが発端でリフォームをするわけですが、家という、私たちを包み込む器自体は今までずっと家族を見守り続けてきたものなのです。
何もかもが新しくなると少ししんどいところがあると思いませんか。思い入れのある材料を一部に使ってリフォームするのは素敵なことだと思います。
いつまでも何かのお役に立ちたいのは人だけではないと思っています。
司会・・・なるほど!「柱の傷はおととしの~」と歌にもあるように、家の歴史を残し、人が生きるうえで重要な家族の原点を残すことですね。これは重要なことですね。
なんでもかんでも新しいものになれば、それでいいのだろうか?日本人はどこで生まれてどこに行くのか?心理学的にも哲学的にも、歴史を残すことが重要であるように感じました。
住宅購入時には地震対策も十分気にしておきましょう。←こちらではその他住宅関連情報がたくさんあります。
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司会・・・リフォームの動機に狭くなってきて息苦しいということもありますが、面積を広げずに開放的にするようなリフォームの方法なんて、ありますか?
古賀・・・小さな部屋が多いと、どうしても空間が狭く感じられます。プライバシーなどで閉じる必要があるなら、必要に応じて開閉が可能な壁や建具にすればよいと思います。
開放時には空間に広がりが出ますし、外部建具からの光も全体に回りやすくなって明るさもとれると思いますよ。
平屋の部分があれば、梁が出ても天井高を上げるなどして小屋裏がうまく利用できればおもしろいと思います。
ただし、栂造的に必要な壁を撤去するような無茶はせずに、在来構法であれば筋交いを見せながら透かすというような工夫ができればと思います。
部屋が広くなることで暖房効率が下がらないよう、断熟なども合わせて検肘したほうがいいかもしれませんね。

DIYでできること

変換 ~ 035

QDIYでできることを教えて!
A低予算で不満や問題を解消するには、自分の手を動かすことが1番です。業者に頼むまでもないことはたくさんありますから、トライしてみましょう。
昔の日本では、実は自分で家をメンテナンスしていたものです。
近年、日本の家が商品化されたことから、一般の方には商品だから、家電製品と同様に何にもしなくていい、壊れたら修理を依頼すればいい、という発想になってしまったのです。
でも、家を消耗品と考えるのは少し違うのではないでしょうか?家は、長く住んで家族を守るものです。あなた方家族の体の一部でもあるのです。
もし、あなたの体にかすり傷がついたら、まずどうしますか?救急絆創膏を自分で貼って処置しますよね。
家も大切な体の一部と考えて、自分でできることは自分で処置して、末長く大切にして下さい。
これからは、日本も欧米のように自分で修理や塗装など、できることは自分でして家を守るという意識になるはずです。
業者に頼む前に自分でできることを考える
プロでなくてもホームセンターへ行けばたいていの材料は手に入ります(逆にプロでもホームセンターを利用しています)。
改装程度であれば、まず自分でできるかどうか?を考えるところから努力してみて下さい。
たくさんの物件をこちらのサイトから→ご覧いただけます。
材料はあっても、やり方が分からない、という方もいらっしゃると思いますが、ホームセンターでは補修の基礎知識の小冊子がありますから、それを参考にすればきっとご自分でもできるはずです。
以下に、よくあって自分でできることを紹介します。
●蛇口の水漏れ・・・これは中にあるゴムパッキンが緩んでいます。元金を締めて取り替えれば直ります(ウォータープライヤーが必要)。
●洗濯機の臭い・・・洗濯機の下に排水パンというものがありますが、ここにコップ-杯の水を入れて下さい。この水がフタのような役割をして臭いが止まります。
●網戸の張り替え・・・網戸を止めているゴムビードを外します。簡単に網が取れます。
次に新しい網を入れるのですが、しわにならないように大型クリップで仮止めをして、新しいゴムビードを口ーラーで押し込んで下さい。
あとはカッターでゴムビードの外を削って終わりです(網戸張り替え専用口ーラーというものもあります)。
●フローリングの傷・・・クレヨンタイプの補修材で傷を埋めましょう。
●窓のコールドドラフト対策・・・内側に網戸がつくジャロジー(ルーバー式ガラス窓)や外開き窓であれば、網戸に両面テープで障子を貼るのがお勧めです。
ケナフ入りなど厚手の障子紙を使うと、完壁とはいわないまでも効果は高いです。
●マンションの騒音・・・フローリングで歩く音が気になる場合は、薄いカーペットをその上から敷きましょう。これはカーペットテープで貼っていけば大丈夫。
これらのほか、デッキや造り付けの家具を作るようなことも自分でできます。
DIYの本などを見れば、作り方も実例もたくさん載っていますから、それを参考にしてトライしてみてください。自分で手を加えると、家に対してさらに愛着が湧いてくるはずです。

ペットと暮らせる家

変換 ~ 034

Qペットと薯らせる家にしたい!
Aペットが暮らしやすい家は人間にとっても暮らしやすい家なのかもしれません。ペットの視点にたってみて、家をチェックしてみるのもいいことです。
ペットにとっての快適性と、人間にとっての快適性には、当然ながら差があります。というよりも、イヌやネコのほうが人間よりも敏感と言えるかもしれません。
最近はシックハウス症候群が問題になっていますが、イヌやネコにとっては殺虫剤でも危険な場合があります。
ストレスを感じることも多いようで、ガンや心筋梗塞など、人間並みの病名を耳にすることがあるほどです。
彼らが心地よく住める家は、人間にとってもよい住まいといえるのかもしれません。
間取りは非常に重要です。←こちらのサイトからいろいろな間取りを参考にできます。
気持ちよく共存できることを考える
ペットの立場になって動線を見直しましょう。散歩から帰って、どこで水を飲ませるか、足を洗うかなどを想像してみるといいでしょう。
汚れをしっかり落としてから家の中に入れる動線がつくられていれば、家の中が汚れたり、臭いがついたりすることも防げます。
また、ネコは太い梁などがあれば、その上を歩くことができますし、イヌにはのびのびと走り回ることができる庭がほしいところです。
リフォームエ事も大掛かりになるかもしれませんが、飼い主にここまで考えてもらえればペットも喜ぶというものでしょう。
汚れやすい床や壁の材を考える
イヌは床をガリガリ引っ掻き、ネコは壁、柱やドア枠をガリガリ。家が傷ついたり汚くなったりするのは仕方ありません。
ですが、傷つきにくい、汚れても臭いが染み込まないような材料を使うことで、人間側のストレスは大幅に減らせます。
1、床材・・・滑りにくく、傷がつきにくく、水や臭いが染み込まない床材を選びたいものです。特に小型犬にとって床材は重要。体重が軽いため、滑って骨折する場合があるからです。
天然石やテラコッタのタイルは水洗いができるのでお勧めです。コルクタイルもアクリルUV塗装のものは、汚れも臭いも染み込みにくくなっています。
フローリングは補修できる仕様にしましょう。
2、壁材・・・壁は傷や汚れがつきやすく、目立つ部分です。貼り替えのことなどを考えて選びましょう。
特にペットの足が届く範囲(中型犬で印.帥センチ)は、傷がつきやすいものです。
この高さまで、ナラ材などの堅い木を貼って腰壁としたり、腰の位置に見切り材(モールディングなど)をつけてそこから下のクロスを張り替えやすくしたりするといいでしょう。
最近はペット用の耐久性壁紙もあります。これは表面を強化した壁紙で、ペットの爪による引っかき傷に対して一般ビニール壁紙の約扣倍の強さがあります。
表面はエバーフィルム加工され、汚れが落ちやすくなっています。ほかに、珪藻土も消臭効果や調湿効果が期待できます。
以上のように、床や壁の素材にはいろいろな物がありますので、家の雰囲気を損なわないように選んでみてください。
もっとも、一番大事なことは、多少床や壁が傷ついても気にしない、おおらかな心かもしれません。

セキュリティーを高めたい

変換 ~ 033

Q家のセキュリティーを高めたい!
A2重ロックなど、ちょっとした防犯グッズでセキュリティーを高めることができます。しかし、グッズだけに頼らない、防犯の心構えをもっていたいものです。
物騒な世の中、防犯、防災のシステムを強化したい方もいらっしゃるでしょう。昔の家(特に田舎のほうへ行くと)にはカギすらないものもありました。
近所づきあいがしっかりできていて、地域ぐるみの防犯システムができていたわけですが、今の日本、それも都心や郊外の住宅街などでは、それを望むべくもありません。
セキュリティーを高める手段としては以下のようなものが考えられます。
1、玄関ドアなど・・・ピッキングによるものだけではなく、最近はドアや錠前そのものを壊すという手荒な手口も出てきています。
防犯には1ドア2ロックが基本です。高価な錠をひとつだけ付けるより、それほど高価なものでなくていいですから、プラスひとつの補助錠を付けるほうが効果的です。
補助錠はドアの上部に付け、ピッキングしようとしたり壊そうとしたりしているときに、人目につきやすいようにしましょう。
二重ロックはシンプルで効果的な防犯対策。補助錠を高い場所に付けると、さらに効果がある。
2、サッシ・・・窓ガラスを割って侵入されることを防ぐためには、面格子をつけるのが確実です。
ほかに割れにくい防犯ガラスに変えたり、ガラスに防犯フィルムを貼ったり、あるいはガラスが割れたときに警報を発するアラームを付けたりすることも効果的です。
ドア同様、補助錠を付けるのもいいでしょう。外部からガラス越しに見える位置に取り付けておくと、侵入しにくい家であることをアピールできます。
3、植栽、外構など・・・当たり前のことですが、侵入者は人目につくことを嫌います。
外部からの侵入を防ぐために、家を塀で囲む方もいますが、ブロックなどで囲ってしまうと家の中が見えなくなり、逆に侵入したドロボウからすると物色しやすい家、ということになってしまいます。
よく、カーテンや雨戸を閉め切った家ほど狙われるといいますが、それと同じことです。ただ、覗きを警戒する方もいらっしゃるでしょう。
カーテンなどを閉めておきたくはないが、外から中が見えないようにしたい、というのであれば、くの字のアングルを横に並べたかたちの格子を取り付けるという手があります。
中から外は比較的見やすく、外からは見えにくいというものです。
4、防犯グッズ・・・センサーつきの照明器具や防犯カメラも効果があります。
最近はダミーの防犯カメラもあり、これを付けるだけでも侵入者をけん制することができますが、慣れた侵入者は偽物か本物かを見分けるとも言われています。
昔から当たり前のように言われている安全な方法は改めて確認しましょう。その他の不動産に関する情報は、←こちらのサイトからたくさん見られます。
大切なのは近所との関係
以上のように、セキュリティーを高める防犯グッズは数多くありますが、一番大事なのはご近所との関係づくりではないでしょうか。
まともなカギなどなかった時代、「お出かけ前にはお隣さんに声かけて」なんていう関係があり、それがドロポウなどの侵入を防いでいました。
隣近所と連擁して、地域の防犯活動を行なうことが当たり前になっていれば、各住宅のセキュリティーにそれほど神経質にならなくてもいいのではないでしょうか。

エコ設備の選び方

変換 ~ 032

Qエコ設備はどうやって選ぶ?
A「『エコ』とは何か」「どれが『エコ』なのか」はとても難しい問題です。自分なりによく考え、身近なところから導入することをお勧めします。
今はなんだか「エコ」という言葉だけが独り歩きしているようです。「エコとは何なのか?」という根本的な部分やエコの基準について、非常にあいまいな判断をしている方がほとんどです。
ドイツの雑誌「エコハウス(エコテスト社・発行)」のエコテストは非常に参考になります。
エコテスト社は85年に設立され、エコロジカルな環境と人間の健康をテーマに「エコテスト・マガジン」を毎月刊行しています。
「エコハウス」はその姉妹誌で、住宅や家具関連の記事を掲載しているのですが、断熱材や塗料など、ありとあらゆる建材や設備をテストし、数値で細かく評価しています。
エコ設備を選ぶには、これくらいしっかりしたデータが必要だということを思い知らされます。
日本ではまだあまり耳にしまぜんが、「バウビオロギー」という考え方があります。
地球環境や地域環境に重点がおかれた環境共生的な意味合いのある「エコロジー」に対して、人とその周辺室対して、人とその周辺環境(住居など)に重点がおかれた生物学的な意味合いをもつのが「バウビオロギー」です。
例えば照明器具を選ぶときに白熱灯か蛍光灯かで悩んでいるとします。環境を考えると、省エネである蛍光灯のほうが「エコロジー」であるといえますが、人体に悪影響を及ぼす電磁波の問題を考えると「バウビオロギー」ではありません。逆に白熱灯は「バウビオロギー」ではありますが、エネルギー消費量や寿命を考えると「エコロジー」ではありません。
エコロジーとバウビオロギーは相反する言葉ではありませんが、このように照明ひとつをとっても簡単に良否を判断することは難しいのです。
ところで、不動産に関するあらゆる情報は、←こちらから収集できます。
エコ設備には2種類ある
エコ設備は、以下のふたつのタイプに分類できそうです。
1、自然エネルギーを利用するもの・・・太陽光電池や風力発電、地熱利用など。風力、地熱は個人住宅単位で採り入れても、設備導入にかかるコストが高く、現状ではなかなか採算がとれるものではありません。
ヨーロッパなどに比べて冬の晴天率が高い日本では、太陽光の利用がもっとも現実的だといえます。
太陽熱温水器がよく利用されていますが、太陽光発電も消費量が3000kWh/年ほど(=全国世帯平均)の家庭であれば、電気代はゼロ以上、すなわち黒字化するといわれています。
近年では屋根材兼用タイプや、開口部に取り付け可能なタイプなどが開発されています。
2、リサイクルや節約につながるもの・・・雨水貯溜タンクや中水道システムなどのリサイクル、節水型衛生器具、コンポスト(生ゴミ分解器)、省エネタイプやノンフロン型の家電類など。
採算面を考えると、2のタイプのほうが短期間で効果を実感しやすいかもしれません。
水リサイクルシステムのように、大掛かりな改修を伴うようなものもありますが、比較的導入コストの低いものが多いですから、無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか。

バリアフリー住宅建築時の注意点

変換 ~ 031

Qバリアフリー住宅にしたい!
A住まう人の運動能力に合わせて家を変えられるのもリフォームの良さです。ただし、現時点で必要のない過剰な準備は、あまり意味がありません。
最近は「ユニバーサル・デザイン」という考え方が主流になってきていますが、これはだれにとっても危ないものは避ける、という意味だと考えていただければいいでしょう。
手すりのない階段や一直線になった鉄砲階段は、体が不自由な方であろうとなかろうと危険なものですから、これをできるだけ避けるのは当然のことです。
段差を例にとると、2~3センチの小さい段差より、5センチ程度の大きな段差のほうが、かえってけつまづきにくいものです。
バリアフリー・リフォームは機器類を入れることだけではなく、バリアフリーを必要としている人の個々の状況を考えて、家全体を変えていくことが大切です。
つまりユニバーサル・デザインが万人を対象にしているのに対し、バリアフリー・リフォームは個人のために行うものなのです。
不動産に関しては、政府の動向にもチェックが必要です。←こちらから不動産知識を養いましょう。
心のバリアフリーを考える
私がバリアフリー住宅を設計するとき、いつも念頭に置くことは「心のバリァフリー」という視点です。
高齢者や体の不自由な方が、家のどこで何をしているかが同居者に察せられるように、意図的に音が通るようなつくりにすることなどは、その一例です。
体が不自由だからといってこもりがちになるのではなく、ともに楽しく住まうことができるようにデザインすることが大切だと思います。
バリアフリー住宅の失敗例
これはリフォームではないのですが、バリアフリー住宅の設計をしたことがあります。
建築主の方は将来を心配して車イス仕様のバリアフリー住宅を希望されたのですが、いろいろな予想をしても、それはあくまでも予想。
すでに寝たきりだったり病気だったりするのでなければ、事前の過剰な準備より、運動能力に応じてリフォームしたほうがよいと学ばされました。以下にその「失敗」を紹介しましょう。
1、段差のない玄関・・・階段奥にリフトがあるので、車イスで移動できるように玄関引き戸の段差をなくし、上がり権をなくしました。
しかし道路からの段差がないために砂ぼこりが常に室内に上がり、日常の不便さが出てしまいました。相ミリでも段差があれば、砂は止まります。
また相ミリ程度なら、車イスを使うようになったあとで解消できる方法はいくつかあったと反省しました。
2、低すぎた階段の手すり・・・階段を上がりやすいように、ご本人が試したうえで手すりの高さを決めましたが、降りるときには低すぎるものとなってしまいました。
足の悪い方には降りるほうが危険であるということに気づきました。
3、使わないリフト・・・建築主の希望でリフトをつけましたが、6年経過した現在でも、車イスは使用されていません。
リフトやエレベーターは定期点検が必要ですが、ほとんど使用していないため、点検も遠ざかっています。イザ必要になったとき、使用できるのかどうか不安です。
スペースだけを用意しておいて、必要になったときに設置したほうがよかったように思います。

キッチンをもっと使いやすく

変換 ~ 026

Qキッチンをもっと使いやすくしたい!
A新しいシステムキッチンなどを見ると、ついリニューアルしたくなってしまいます。設備の入れ替えにとどまらず、プランまで考えて機能的なキッチンにしましょう。
かつて、キッチンは単なる仕事場でした。
しかし今では、旦那さんが家にいる時間を大切にしたり、仕事をもつ女性が増えてきたりしたために、台所は奥まった個室からダイニングや居間と結びつき、家の生活の中心となってきています。いわば家族の重要なコミュニケーションの場になっているのです。
そのため、キッチンがきっかけでリフォームを依頼する方は増えてきています。
しかし、キッチンを使いやすく、と希望されるほとんどの人が、イメージ先行で設備の入れ替えだけしか考えられないようです。
今はアイランド型キッチンがはやりです。楽しいホームパーティをイメージして、という人が多いのですが、実際にはそんなに頻繁にパーティーを開く家庭もないでしょう。実際使うと、キッチンの臭いはダイニングにもれるし、常にきれいにしておかなければならないしで、非常に気を使うことになってしまったという人もいます。
業者が所有している資格よりも重要なのは実績でしょう。←こちらから業者選定への情報収集を始めましょう。
使いにくいと感じる原因を考える
キッチンが「使いにくい」と感じる原因には以下のようなものがあります。
1、動線・・・動線とは、家の中で人が移動するラインのことですが、これが長かったり、複雑だったりすると非常にストレスがたまります。例えば作業する場所と冷蔵庫はできるだけ近いほうがいいですし、作る人と食べる人の間にも、あまり距離がないほうがいいわけです。
冷蔵庫、シンク、調理台、ガス台、配膳宏口のレイアウトが、アナタの使い方に合っていますか?
動線上にごみ箱があるなど、動きにくいことはないですか?そんなことをチェックしてみましょう。
2、ワークスペースがない・・・意外に多いのがワークスペース、すなわち調理台、配膳台が狭くて使いにくいということです。もともと充分にあったのだけれど、炊飯器などの家電類や調理用具、調味料が占領しているケースがほとんど。これは物の整理をするだけでも解消できます。
3、収納が少ない・・・キッチンはそのスペースのわりに多種多様の物が多く、住まいの中でも物の密度が一番高い場所といえるでしょう。
のあめ原因も収納の問題につながっているといえます。
上下スライド式、引き出しタイプなど、目新しい収納が出ていますが、コストに見合った収納力をもっているかどうかは疑問です。
収納する物が固定化されるよりも、上下可動の棚でシンプルな収納をし、自分の知恵で使いやすくしていくほうが、最終的には大きな収納力を確保できるのではないでしょうか。
限られたスペースですから、デットストックはなるべく減らし、フレキシブルに対応できる収納を考えましょう。
4、扉が当たる・・・キッチンには開き戸がたくさんあります。出入り口の扉から冷蔵庫の扉、そして収納の扉。
90度完全に開くことができない扉があるのではないでしょうか?いずれかの扉を開けっ放しにすると、別の扉が開かなくなってしまう、なんていうケースも多いようです。
扉の位置や開く方向に注目して、扉同士が干渉しないようにすると、ずいぶんと使い勝手がよくなります。